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まちづくりニュース

市民参加・協働のまちづくり
第8回豊島区自治基本条例区民会議開催
2004/9/7


●2004年9月3日(金)午後6時30分〜8時30分、豊島区民センター5階音楽室にて、第8回豊島区自治基本条例区民会議が行われた。筆者は傍聴した。

●第1回〜第5回の準備会、第6回・第7回の学習会的な段階が終わり、いよいよ自治基本条例に盛り込む内容について話し合う段階に入ってきた。
 この日は、第6回の時点で出題されていた、夏休みの課題への回答を確認するとともに、今後の進め方について決定することがテーマであった。
 助言者(学識経験者)1名を含む、22名(男16名、女6名)が参加し、机付き椅子で円形に向き合って話し合いが行われた。司会は、4名いる運営委員の1名が、ホワイトボートを使ったファシリテーションの要領で行った。

●夏休みの課題は、22名のメンバーから、すでに数日前に提出されており、「夏休みの課題 提出シートの集約」という一覧表になって提示された。
 夏休みの課題は、一番重要だと思うこと、盛り込むべき項目、自由意見の3つから成っており、そのうち、一番重要だと思うことを基準にして、運営委員と事務局(行政)で、(1)区民の概念・定義、(2)区民の権利と責務、(3)基本理念、目指すべき社会像、(4)市民自治、自治のかたち、(5)自治の担い手、人材の育成、(6)都市の特性(豊島区の地域性)、(7)議会について、の7項目に分類してあった。
 まずは、15分ほどメンバー各自で目を通してから、追加・訂正などがないか確認がなされた。このとき、追加意見として出たことの1つは、特別区という特性に関することであった。普通の自治体であれば、自己徴収することのできる、個人住民税、法人住民税、固定資産税のうち、特別区の場合は、個人住民税のみができるだけで、他の2税については、東京都が徴収したうえで配分することになっている。このような都区財政調整の仕組みを踏まえないと、特別区の自治基本条例は意味をなさない、と助言者からも追加で指摘があった。なお、その助言者によれば、特別区の先頭を切って策定された杉並区の自治基本条例では、この都区財政調整のことが全く踏まえられていないという。

●次に、自治基本条例に盛り込む内容に関する検討を、ワーキンググループ単位で進めていくため、その運営委員会案が提示された。この案は、11の他自治体の自治基本条例の項目を参考にしながら考案したという。その内容は、下記のようなものであり、「夏休みの課題 提出シートの集約」の分類も対応させてあった(右の数字)。
  ・基本理念・前文     (3)(6)
  ・区民 定義・責務・権利 (1)(2)
  ・自治・コミュニティ   (4)(5)
  ・参加・協働       (5)
  ・議会・行政運営     (7)
 このうち、「基本理念・前文」については、全員で検討すべき項目であるため、ワーキンググループとはしない。他の4つについては、欠席者が出た場合のことなどを考え、最低でも3人以上で構成するというものであった。

●ワーキンググループ案の質疑応答の際、検討の具体的な進め方について質問が出たため、先に運営委員会のスケジュール案とグループ討議の進め方案が示された。
 第9回〜第11回でグループ討議を行い、第12回で骨子案の検討と修正、第13回は区民フォーラムの形で開催し、中間まとめ発表と区民意見の募集を行うというものであった。
 また、グループ討議を行う、当面3回の進め方としては、開会→前回の進行状況→グループ討議→全体会(グループ討議の発表と質疑)→次回の予定、というものが示された。
 質疑応答を経て、これら全ての運営委員会案が拍手で承認された。

●その後、グループ分けが行われた。下記は、各グループの人数であるが、第1希望(左)と調整後(右)の両方の数字を載せてある。
  ・区民 定義・責務・権利 2人 → 4人
  ・自治・コミュニティ   6人 → 7人
  ・参加・協働       6人 → 6人
  ・議会・行政運営     2人 → 5人
 決定したグループに分かれて顔合わせが行われ、リーダーが選出された。
 グループ討議で必要な資料などについては、グループ単位で事務局に問い合わせることも確認された。

●今回は、自治基本条例に盛り込む内容を検討していく、今後の進め方を決める回であり、ホワイトボードを使った筋道のわかりやすい司会と、よく準備された運営委員会案のおかげで、全く時間も超過することなく終了した。
 豊島区自治基本条例区民会議では、メンバーが出した意見を、運営委員会が整理したうえで案を示し、その案を会議全体で修正して決定していくという、1つのパターンができているようである。限られた時間のなかで検討していくのに必要な秩序が形成されていると言える。また、第5回のときに、会議の最終成果物は、条文の形ではなく要綱レベルであることを確認済であるため、目指すゴールも共有されている。
 もっとも、当面3回はグループ討議になるため、グループによって討議成果に差が出てくる可能性がある。その差を、全体会を絡めながら進めていくなかで、どのように調整していけるのか、今後の会議運営にも注目したいところである。

●次回は、9月24日(金)午後6時30分〜8時30分、豊島区民センター第5会議室にて、骨子案づくりのためのグループ討議をテーマに、開催される。

 豊島区ホームページ 自治基本条例のホームページ

「第6回豊島区自治基本条例区民会議開催」「第7回豊島区自治基本条例区民会議開催」「第10回豊島区自治基本条例区民会議開催」「第13回豊島区自治基本条例区民会議開催」「第17回豊島区自治基本条例区民会議開催」「豊島区の自治基本条例づくり、区民会議案まとまる」もご覧ください。

(東京ランポスタッフ・庄嶋 孝広)

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