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まちづくりニュース

市民参加・協働のまちづくり
志木市民委員会の第2期が発足
2004/5/21


・2004年5月16日(日)午後2時〜3時30分、いろは遊学館3階ホールにて、第2期を迎えた志木市民委員会の発足式と第1回全体委員会が行われた。筆者は、傍聴した。

・志木市民委員会の成り立ちや第1期の活動については、以前のニュースを参照いただきたい。
 この4月より第2期に入った市民委員会は、再度委員の公募が行われ、139名(うち第1期からの継続78名)で発足した。この日は、86名の出席があった。
 前半の「発足式」は市が進行を行い、後半の「全体委員会」は市民委員会の進行のもと行われた。

・「発足式」では、まず穂坂邦夫市長より挨拶があった。市民委員会を設置した経緯や第1期の実績を振り返った後、委嘱という形はとっているもののより自立した活動を展開するパートナーとなってほしい、委員だけでないより多くの市民の声も踏まえて活動してほしい、といった第2期への期待が語られた。
 また、今後の人口減少社会への突入を見据え、志木市のオーナーである市民が、財政状況などを理解しながら自治を行っていくことを求めた。財政的に自立できる自治体を目指すとして、「21世紀型の村落共同体」「持続可能な行政体」といったキーワードが聞かれた。

・この日に先立ち、市民委員会では、第2期から参加する委員向けのオリエンテーションや、第1回目の部会での部会長の選出、また部会長会議での正副会長と役員の候補の選出が行われていた。
 「全体委員会」では、まず部会長および役員の紹介が行われ、正副会長の承認が行われた。部会長のうち、企画、生活環境、都市整備の3部会長は第1期からの再任であった。第2期の会長には企画部会長でもある原藤光さんが、副会長には生活環境部会長でもある苅田昭さんが選出された。
 その後、平成16年度事業計画(案)、平成16年度予算(案)の説明が行われ、承認された。それぞれ以下の通りである。なお、部会構成の第1期からの変化としては、(1)合併部会の廃止とそれに伴う広域行政のテーマの企画部会への吸収、(2)総務部会から財務部会への名称変更、(3)病院・水道部会から病院部会への変更とそれに伴う水道のテーマの都市整備部会への吸収、があった。

平成16年度志木市民委員会事業計画
部会名 会議開催予定 内      容
全体委員会 年間2回 ・市民委員会の運営及び提言について
・研修会の開催
企画部会 月1回
年間12回
・行政評価、地方自立計画案、市民協働、広域行政、
 行財政改革、男女共同参画、予算編成の実施計画の検証、
 研究・調査、提案
財務部会 月1回
年間12回

・財務部会担当の検証事項の検討
生活環境部会 月1回
年間12回

臨時部会
月1回
年間12回

・ゴミ処理問題 ⇒ 予算規模の大きい処理費用低減に焦点を
・防災、自然保護 ⇒ 防災対策の現状把握し優先順位をだす
・放置自転車等問題 ⇒ 市放置自転車等協議会のリーダーシップをとる
・商工業、都市型農業振興 ⇒ 商工会、農業等当事者とのヒアリングを行う
・市予算関連検証
健康福祉部会 月1回
年間12回
《安心して生活できる町づくり》
・元気で生きがいのある高齢社会の在り方
・障がい者が自立できる町づくり
・志木市で子供を生み育てたいと思う環境づくり
・市民がつくる地域福祉計画
都市整備部会 月1回
年間12回
・6月部会で部員の意見を尊重し決定する
・他部会との合同部会の開催
・前年度の予算検証
教育部会 月1回
年間12回
・市の教育構想に関する事項の検証
・市の生涯学習政策に関する事項の検証
・検証結果の報告または提言
・合同部会の開催
病院部会 月1回
年間12回
・市民病院の実態調査
 外来入院患者アンケート調査
 職員意識調査(アンケート調査、ヒアリング)
・地域医療における市民病院の位置付け検討
・市民病院の公的病院としての役割の検討
・市の病院予算の検証
IT部会 月1回
年間12回
・志木市情報化推進計画の検証
・志木市における短期的IT振興策
・志木市における中長期的IT振興策


平成16年度志木市民委員会予算
【収 入】 (単位:円)
項 目 予算額 説 明
1 補助金 1,800,000 市補助金     
     収入合計 1,800,000  
 
【支 出】 (単位:円)
項 目 予算額 説 明
1 事務費 1,385,000  
 1 事務局費 1,160,000 事務局員謝礼、保険代
 2 消耗品費 177,000 事務用消耗品、印刷原紙代
 3 通信費 48,000 郵送料、事務局電話代
2 活動費 415,000  
 1 報償費 50,000 講師謝礼等
 2 部会運営費 240,000 8部会運営費
 3 広報費 105,000 会報、HPサーバー使用料
 4 使用料 20,000 会場使用料
     支出合計 1,800,000  


・また、原藤会長より第2期の冒頭にあたっての挨拶があった。
 まず、この日の全体委員会の準備などが、行政におんぶにだっこになってしまったことへの反省が聞かれ、11月に行う予定の次回全体委員会では、より自立した運営を行いたいとの決意が示された。
 また、78名が第1期からの継続というなかで始まった第2期だが、第1期の重みは忘れないようにしつつも、気持ちのうえではゼロからのスタートとしたいとのことであった。
 市長が示した財政的な自立の目標に向けてサポートを行いつつも、行政とは適度の緊張感も保ちながら対等な関係を築きたいとの考えも聞かれた。アトリエのなかで職員が描いたものを外から眺めるのでなく、市民もアトリエのなかに入って、職員の手助けを受けながらも自分で絵を描いていくとのたとえが示された。
 さらには、第1期の課題であった、部会横断的なテーマへの取り組みを、第2期では進めたいとのことであった。

・新たに発足した市民委員会だが、全体委員会の運営をめぐっては、まだ不慣れな点もあったようだ。一般の委員からの質問時間を設けていなかったため、会場から質問時間をとるようにとの意見が寄せられた。また、第1期に役員を務めた委員のなかには、後身の役員の進め方につい口を出したくなる場面もあったようだ。
 第2期から参加した委員からは、行政からの情報のもらい方のルールについて、質問が出されたりした。この点については、第1期が始まった当初、委員個々人が行政に情報を要求することが続発して混乱したことがあったため、その後、部会を通して情報をもらうことがルール化されている。その辺りの周知を図っていくこと、また新たなルールの創設なども、今後課題となっていくだろう。
 特定の目的を達成したら解散するタイプの公募市民会議ではなく、2年任期で常設されるタイプの志木市民委員会は、期が初めて替わった第2期からが、本当の意味でその存在意義を問われると言える。なぜ第1期だけで終わらず継続する必要があるのか。その答えは、第2期に臨む委員自らが活動を通して示していくしかない。

 志木市民委員会ホームページ

「志木市民委員会・平成15年度全体委員会開催」「志木市民委員会が来年度市予算編成を開始」「志木市民委員会による市予算編成いよいよ大詰め」志木市民委員会による市民予算説明会開催「志木市の市民予算編成、来年度予算への反映結果」「志木市民委員会が全体委員会を開催、市長勇退後に向けた動き」志木市民委員会が4年間の活動にフィナーレもご覧ください。

(東京ランポスタッフ・庄嶋 孝広)

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