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市民参加・協働のまちづくり
・2004年1月29日(木)〜2月1日(日)、高知市を訪れる機会があった。そもそもは、高知市職員と高知市市民活動サポートセンター職員を対象にした、ワークショップ研修の講師で行ったのだが、せっかくの機会であるので、高知市のまちづくりの動きを取材してきた。 ・高知市には、2003年に制定・施行された「高知市市民と行政のパートナーシップのまちづくり条例」というものがある。ふるっているのは、この条例には、「まちづくり一緒にやろうや条例」という愛称があることだ。しかも、条例の前文は、土佐弁で書かれている(訳文付き)。 ・また、高知市には、1999年に設置された、公設民営の市民活動サポートセンターがある(たかじょう庁舎2Fに入っている)。ここは、高知市の様々な分野の市民団体が一緒になって立ち上げた、NPO高知市民会議が受託運営している。このサポセンは、上記の条例によって、市民活動の拠点としての位置も得ている。 ・今回は、NPO高知市民会議の事務局長としてサポセンの運営に関わり、「市民と行政のパートナーシップのまちづくり条例(仮称)案策定委員会」では委員長を務めた、内田洋子さんに取材する機会を得た。29日(木)にサポセン内を案内していただき、30日(金)にお話を伺うことができた。 ・条例案の策定委員会は、17名の委員からなり(市民委員11名、行政委員6名)、他にアドバイザーが2名(弁護士、まちづくり)、事務局は市民生活部まちづくり推進課が務めた。担当課の考えもあり、最初からワークショップ形式で行われた。とは言え、ファシリテーターは外から雇うのではなく、ワークショップを仕事にしている委員などが交替で務めた。各回の企画も、数人の委員とアドバイザーが世話人となって行ったので、委員主導の運営であったと言える。事務局は、控えめに事務作業を行うことに徹したという。 ・このように委員が手塩にかけてつくった条例素案と提言をもとに、現在の条例がつくられた。素案そのままとはいかない部分もあったが、情熱をこめてつくった土佐弁の前文をはじめ、肝心なところは入っているので、満足しているとのことであった。もとより、これで出来上がりというつもりはなく、「育てていく条例」と考えているそうだ。条例に基づき設置される「見守り委員会」が、実際の運用を見ながら、制度の足し引きを行っていくのだという。 ・一方、市民活動サポートセンターについても伺った。機能的には、会議室やフリースペース、印刷や製本ができる作業スペース、団体が私書箱として使えるメールボックス、情報掲示板やパソコンなど、他のサポセンと大差はない。但し、高知市のサポセンは、1999年という早い時期につくられており、内田さんもおっしゃるように、他所を参考にしたわけではないようだ。 ・しかし、何と言っても、このサポセンの特徴は、事務局の人材の充実ぶりではないだろうか。今回の高知市訪問のそもそもの目的であったワークショップ研修には、サポセン職員の皆さん(全員女性)にも参加していただいた。そこで、寸劇をつくるワークを行ったのであるが、お笑い芸人も顔負けのストーリーと熱演ぶりは、参加者一同の爆笑を誘った。 ・そう言えば、名刺を見返して気がついた。内田さんをはじめ、サポセン職員の皆さんの名刺には、「高知市市民活動サポートセンター」ではなく、「NPO高知市民会議」と書いてある。ああ、なるほど、彼らは、委託されたサポセン業務のためだけでなく、NPOとしての本来事業をするためにそこにいるのである。つまり、サポセンの事務局スペースは、NPO高知市民会議の事務所でもあるわけだ。 ・ところで、内田さんをはじめ、NPO高知市民会議の職員の皆さんは、女性ばかりである。また、「まちづくり一緒にやろうや条例」を所管する、まちづくり推進課も、係長さんをはじめ、元気のある女性職員が目立った。 高知市市民生活部まちづくり推進課ホームページ ※ 「高知のまちづくりを見てみいや(2)−コミュニティ計画」もご覧ください。 (東京ランポスタッフ・庄嶋 孝広) |
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