(4)事業開発の方法(2)

差別化と優位性の追求

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活動の種類を一定リストアップしたら次にすることは、差別化と優位性の追求ということです。NPOが競争環境にあることはすでに述べました。企業や行政と同じことをしていては、資金力や事業規模の点で、NPOは常に劣位に立たざるを得ません。そうなると、財源開発はおぼつきません。

もし同じことをしている企業や行政があれば、それとの違いをどの活動だったらつくれるのか、活動のどこで優位性を示すことができるのかを、しっかりと考える必要があります。優位性は、たとえば、独自のノウハウを持っているとか、より細かなニーズに応えられるとか、まったく違う製品をもっているとか、より専門家などを擁しているとかいったものです。

この差別化や優位性の追求こそ、事業開発の中心になるものです。

そして、多くのNPOの場合、そのNPOが持つ独自の価値観が、優位性や差別化を生み出す原動力になります。たとえば、「里山が守られるということは、単に里山をそのまま残こしていくことではなく、多くの人々がどんどん入って利用することに意義がある」という価値観を持てば、多くの人が利用できるような製品を開発していくことになります。たとえば、里山を歩くイベントや、里山を利用した学校の校外授業などの製品を開発するというわけです。

この価値観を一つ一つの事業や製品に組み込んでいくこと、つまり運動的要素を織り込んでいくことが、NPOに企業とは違う優位性や差別化をもたらします。

その点では、オリジナリティの明確な価値観を持つことは、事業開発の大きな強みとなるわけです。

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