(1)団体の立ち上げと事業開発

立ち上げ資金は財源開発のためにも使おう

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NPOを立ち上げることとは、新しい事業を立ち上げることに他なりません。

つまり、NPOの立ち上げ初期というのは、一般に事業の「準備期」や「立ち上げ期」に該当するわけです。 準備期・立ち上げ期には、STEP1で見たように、一般的に経費が収入を上回ります。立ち上げ期では、事業ミックスをするためのペアになる事業もまだありません。信用も十分でないため、会費や寄付金もそう集まってこないのが通例です。委託事業も実績がないとなかなかとれないでしょう。「会費・寄付金モデル」「行政補完モデル」「事業ミックスモデル」のどれも使えないことが多いのです。

そこで、いきおい「ボランティアモデル」からスタートする団体が多いようです。しかし、こうなると、十分な専門性が団体に生まれず、また立ち上げ期に必要な社会に普及するための経費がまかなえないため、立ち上げから成長への移行に失敗することがよくあります。つまり、十分な事業展開ができなかったり、利用者を見つけられなかったりという結果になってしまうのです。それはボランティアモデルのまま活動を続けようとしてしまうため、立ち上げ期に財源開発を怠ってしまうことが原因です。

これを避けるために、NPOを立ち上げるときは、最初にきちんと資金を集める工夫をすることが大切です。企業でいえば、開業資金に相当するものです。2〜4年はなかなか収支が均衡しないと考え、その間の資金をまかなえる工夫を当初からしておくことが必要です。そして、その資金は、活動だけでなく、財源開発のためにあてることを忘れてはいけません。

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