(1)自立性・独立性の認識からスタートするNPO経営

活動と資金づくりは経営の両輪

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NPOの経営において、一番大切なことは、NPOは民間の自立した組織であり、活動だけでなくその財政的な継続性を自力で確保していかなければならないということです。

しばしば、NPOは「公益的」な活動をしているので、行政が面倒をみるべきであるとか、良い活動をしているのだから支援されるべきだという議論を聞きますが、これは正しくない認識です。それは、企業がいくらいい商品を作っていても、その商品が売れて利益が上がることとは別の話であることと同じです。

また、一定の行政の監督を受けるからといって、NPO法人は、行政の傘下にある団体でも、行政の庇護の下にある団体でもありません。会社でも、様々な法律で一定の行政の監督を受けていますが、だからといって行政の庇護の下にないのと同様です。

NPOの経営は、目的を達成するための活動を生み出していくと同時に、組織と活動とを存続させていくための資金を自前で作り出していくという2本の柱から成り立っています。「自ら稼ぐ」ということが、経営の重要な基本なのです。

もちろん、行政からの補助金や財団からの助成金などを受けることや、行政から事業を受託することは、この資金を作り出していくということの一つの方法です。しかし、助成金や補助金、委託事業は必ず受けられるものとは限りませんし、受けることができたとしても、継続的に受けられる保証はありません。民間助成財団の助成金は、むしろ一度受けた団体には出されなかったり、一定期限以上は出されないなどの制限が当たり前です。 NPO経営は、いかにして資金を生み出すかということと日々向かい合うことでもあるのです。

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