NPO活動のスタートは、まずその「目的」にあります。「地球環境を守りたい」「年をとっても暮らしやすい町にしたい」「海外の難民の窮状をなんとかしたい」。このような目的が、NPO活動の始まりとなります。
しかし、同じ目的をもっていても、そこで行う活動は千差万別となってきます。
たとえば「地球環境を守りたい」と考えているNPOの間でも、様々な活動があります。あるNPOは各国政府に対して地球温暖化防止条約に加盟させることに取り組んでいます。また別のNPOは、家庭において環境家計簿をつけることを普及する運動を展開しています。また、違うNPOは、学校などに対して環境教育を行う活動を行っています。
つまり、NPOは、特定の目的をもとに、そのNPOごとに、働きかける対象や働きかける内容・手段をさまざまに開発していくことになります。これがNPOの専門性を生み出していきます。この働きかけの対象と働きかける内容、そして、その期待される結果というのが、NPOの「活動」となってきます。
さらに、「事業」といったときは、その活動がいかにして経済的に成り立っていくのかという点まで含めたものです。各国政府に政策提言をしていくために、その資金や人などの経営資源をどのようにして確保していくのか。活動とそれを支える資金集めの継続的な組み合わせをここでは「事業」と呼ぶこととします。しばしば、対価収入を得る活動だけを指して「事業」という言い方をする場合もありますが、ここではその意味ではありません。
そして、その事業の典型的な類型を「事業モデル」と呼ぶことにします。