(6)「非営利」がキーワード

非営利と無償と無報酬を区別する

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NPOの組織としてのキーワードは「非営利」という点にあります。この場合、「非営利」というのは、そのさまざまな活動から得た利益(剰余金)を、団体の構成員(会員や役員など)に分配しないことを意味しています。

NPOにおいては、さまざまなモノやサービスを対価を得て販売しても、それは「非営利組織である」ということとなんら矛盾はしません。そこであげた利益を分配せず、その団体の目的や事業に再投資すればいいのです。つまり、団体が「有償」でサービスを提供することと、「非営利」とは別の話だということです。非営利組織だからといって、サービスは無償でなければならないというわけではありません。

もう一つ、ボランティア活動の原則である「無報酬」と「非営利」との関係も理解しましょう。

NPOでは、個人はボランティアとして自分のためには稼がないで活動するけれども、組織のためには資金を作っていくということが当然あります。個人が労働の対価をもらわないという「無報酬」と、組織が利益を分配しないという「非営利」も別の概念なのです。

また、NPOでは、活動を行っていくために有給のスタッフを雇うことも必要となります。この場合のスタッフへ払う給与や報酬も、NPOにとっては活動のための経費であって、利益の分配ではありません。有給スタッフを雇う(報酬を出す)ことと、非営利とは矛盾しないことだと理解してください。

NPOは対価をとる事業ができるし、有給でスタッフを雇うことも、ボランティアの参加を求めることもできるということを理解することは、活動の幅を大きく広げるものとなります。

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