国分寺市 みずとみどりと文化財を守るシンポジウム 開催趣旨(レジュメより)


2001/12/15国分寺市立本多公民館にて開催

開催趣旨


 現在国分寺市では、都市マスタープランの具現化のために「まちづくり条例」を市民の皆さんと協働で策定すべく、まちづくり市民サロンを開設し作業を進めています。市民であれば誰でも参加できるサロンで「災害に強いまちづくりを・・・」「バリアフリーで人にやさしいまちづくりを・・・」等、参加者それぞれの「想い」を込めたまちづくりの目標や「・・・が、・・・・だから、まちづくり条例が必要」と、現状の問題点を洗い出ししたり、様々なまちづくりに関する意見の収集を行なっているところです。
 さて、この作業に携わる市民や職員から、最近、魅力あるまちづくりを進めて行く上で、国分寺市として、また、市民として「守らなければならないキーワード」が浮かび上がって参りました。

 その一つが「みず」です。国分寺市には水と言っても、「海もない」「大きな川も湖もない」それなのに「何故、水なの?」
「そうです。湧水です。」
 全国名水百選に指定されたあ「真姿の池湧水群」を始めとして、市内には貴重な湧水がたくさんあります。
 この湧水や地下水をしっかりと後世に伝えるために、この「まちづくり条例」の中で、市民みんなで保全するための措置を、規定していけないものだろうか?と考えました。

 二つ目は「みどり」です。中でも国分寺市の緑を代表する二つのみどり。
 武蔵野の雑木林の面影をいまも残しながら僅かに残った平地林や国分寺崖線のみどり。
 そして、都市と共存しながら新鮮な野菜、果物、草花当をわたしたちに供給してくれる農地のみどりです。
 この、市内や近隣に暮らし、働く人間に、潤いと恵みを与えてくれる、いまや大変に貴重となってしまった「みどり」を、可能な限り残すための方策も、この「まちづくり条例」に何とか規定できないでしょうか?

 三つ目は、「ぶんかざい」。全国一の規模を要したと言われる武蔵国分寺、この国指定史跡武蔵国分寺跡や国・都・市指定の史跡・名勝・天然記念物等の文化財が、国分寺市には沢山あります。
 これら「市の宝」。いえ「国の宝」「都の宝」を保存し、まちづくりに活用するために、豊かな歴史と文化を常にまちづくりの理念に置くことの出来るような、「まちづくり条例」が出来ればいいと、私たちは考えています。

 そこで、この「みず」「みどり」「ぶんかざい」三つのキーワード。
 実は、このキーワードは、「都市マスタープラン」の中にも謳われている基本方針を形成するうえでの重要事項でもあることから、この三つのキーワードそれぞれの専門の先生をお招きし、現状や問題点を皆さんと一緒に学習したいと考え、このシンポジウムを開催することとなりました。

 併せて市民参加で「まちづくり条例」を既に制定した先進都市の中から、日本のトラスト運動の発祥地であり、古都保存・歴史風土を保存する事で、文化の向上発展を、「まちづくり条例」の基本理念のひとつに掲げている神奈川県鎌倉市のご担当と、行政への市民参画度で、全国トップとされる三鷹市からは、この11月末で、「三鷹市基本構想」策定の役目を終了し解散する「みたか市民プラン21会議」で、代表を努められた市民の方と、それぞれの立場の代表としてお呼びびしておりますので、経験に基づく実践的なお話を伺いたいと思います。
 更に、自ら長い間、共生・参加・創造をまちづくりの心として市民活動を展開し、今年7月、国分寺市長に就任しました星野信夫市長を加えシンポジウムを開催します。
 また、東京都が定めた「国分寺崖線景観基本軸」の地域内で、かつ、東京都指定名勝「真姿の池」上のマンション建設計画が、全市的な問題になっていることから、このシンポジウムで、パネリストの皆さんにご意見を頂きながら、この問題についてもご来場の皆さんと、ご一緒に学習したいと思います。


国分寺市
みずとみどりと文化財を守る連絡会(東京都が定めた国分寺崖線景観基本軸の地域内のマンション建設に係わる市民運動を契機に、まちづくり市民サロン参加者有志が、呼びかけ、“みどり・みず・文化財”等の活動団体14団体を中心に結成された連絡会で、将来国分寺市の「まちづくり協議会」の基幹となる市民団体として期待される。)
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